当サイトの記事には広告が含まれます

パートナー (GJ) EGRバルブ交換 点検清掃編

ホンダ車のガクガク AT(CVT)でなければたぶんEGRバルブです

■■■2022/11/18 190,455km (点検清掃)

燃料添加剤を投入してからなんだか違和感が・・・・・。

 

違和感とは

・発進するときにエンジン回転数が下がり出だしがもたつく

・渋滞中等、20km/hくらいで前走車を追従しているときにガクガクする

・40km/h~60km/hくらいでパーシャル走行しているときに息継ぎ?失火?

 

いづれの症状のときもエンジン回転数は1,500rpm前後くらい。2,000rpm以上では違和感は感じません。アイドリングのエンジン回転数が低すぎたり、高すぎたり、ハンチングしている等の症状はありません。DTCを確認してみますが異常コードはなし。

 

その後2回ガソリン満タンを行い燃料添加剤は抜けたと思われますが違和感は続いています。

もうあとはEGRバルブくらいしかない訳です。

 

結論から先に。違和感というか不具合改善のために行った作業は

・スロットルボディ点検清掃・・・・・改善せず

・バッテリー補充電・・・・・改善せず

・プラグ点検、(中華な)イグニッションコイル交換・・・・・改善せず

・エアフィルター交換・・・・・改善せず

・PCVバルブ点検清掃・・・・・改善せず

・EGRバルブ点検清掃 交換・・・・・完治!(本作業)

 

EGRバルブの切り欠きはソケットを避けるためだったのね。固着していますのでショートソケット+エクステンションバー+スピンナハンドルで。

 

スス?汚れがカチコチになって堆積しています。

 

汚れをパーツクリーナーで洗い流しますが全く分解されません。調べてみるとエンジンコンディショナーが効くらしいとのこと。早速ホームセンターで入手しました。ブシュッと吹きかけると泡で汚れを包み込み分解しています。コレはスゴイ。洗浄力はかなり強力のようで何度か繰り返しているとカチコチの汚れも洗い流すことができました。ただ、完璧に汚れを落とそうとするとキリがありません。ソコソコで手を打ちます。

 

後述していますが可動するシャフト内部も洗浄するとより効果があるかもしれません。

見た目では劇的にきれいになりました。でも、エンジンコンディショナーに浸されてガスケットがフニャフニャに。事前にガスケットを入手しておくべきでした。幸いにも破れてはおらず流路は密閉できそうなのでこれ以上は触らずに。でも、気持ちが悪いので早急にガスケットを手配します。

 

EGRバルブ本体は清掃して、ボルトはローバルで化粧直ししました。

 

近所を試運転してみましたが違和感は改善されていません。もうお手上げです。手を入れていないところで可能性があるとすれば燃料系・・・・・。

 

■■■2022/11/21 190,578km (交換)

諦めかけていたのですが往生際が悪いワタクシ、徹底的にリサーチしました。パートナーと同じL15A i-DSIを搭載しているエアウェイブ、フィット、モビリオの不具合情報を。そのほとんどはCVTに関するものですがEGRバルブの不具合情報もチラホラ。商用車であるパートナーにはいわゆるトルコンATが搭載されており私自身でしっかり整備しており絶好調。よってCVTのセンではない訳です。今回の症状や改善事例からするとやはりEGRバルブが怪しい。ホンダのEGRバルブは過去にいろいろな車種でリコールが出ていましたし、N-BOXなどの軽自動車でも不具合が発生しているようです。

フニャフニャになったガスケットを交換するためにもう一度脱着するくらいなら、ダメもとでまるっと交換するかと。

 

バルブセツト,EGR / 18011-PWA-050

⇒¥19,007(amazon)

 

ガスケットはEGRバルブに付属しています。ちなみに単品だと「ガスケツト,EGRバルブ/18715-PB2-000」

 

 

古いガスケットを流路に落とさないように注意して取り除きます。

 

うん、ピカピカ。ダメもとで近所を試運転に。

 

え!直った・・・・・。

 

慎重なワタクシ、近所どころか少し遠出します。いろいろな走行パターンを試しました。

 

直った!

 

もうね、なにもかもスムーズ。ここまでスロットルバルブを清掃したり、プラグを点検、イグニッションコイルを交換したり、エアフィルターを交換したり、PCVバルブを清掃したおかげなのか以前よりエンジンが軽く回る感じがします。(これはたぶん気のせい)

うーん、でも、感じていた違和感というか明らかな不具合がDTCに表示されないのは困るなぁ。ディーラーのHDSならわかるのかなぁ。

 

故障していたEGRバルブの検証を行いました。

 

サービスマニュアルによるとNo,1-No,2の抵抗値は100kΩ以上とのこと。

測定すると2kΩ?でも、新品もこのくらい。

 

また、No,1-No,3の抵抗値は100kΩ以上とのこと。

測定すると5kΩ?でも、これまた新品もこのくらい。

うーん、サービスマニュアルに記載の値は誤植なのかなぁ。

 

もう破壊しても惜しくないので可動部と思われるシャフトをコジあけてみました。

 

パチッ!

 

え!固着していたの?

 

もひとつグリグリ。内部にばねが仕込んであるようですが何度かグリグリしているうちにシャフトがスムーズに動きだしました。固着していたから動かなかったのか、動かなかったから固着したのかはわかりませんが、もう一度クルマに取り付けて検証する元気はありません。このシャフト内部も洗浄していればEGRバルブを延命することができたかも・・・・・まぁ、約20万kmも働けば十分でしょう。

 

今回の違和感はこれで解消されました。燃料添加剤を投入したことが違和感の原因かどうかは結局わかりません。ただ、燃料添加剤によって急激に汚れが落ち、そのカスがもともと詰まりかけていたEGRバルブにトドメを刺した可能性も否定できません。だとすると燃料添加剤の効果そのものは「ある」ということです。

 

ひとつひとつ不具合の可能性を潰していくことで、トラブルシューティングの経験値がまた1UPしましたねぇ。ソコソコ距離を走っているホンダ車の場合、今回のような症状のときは

・AT(CVT)の不具合?

とにかくフルード交換⇒そしてプレッシャースイッチを点検

・エンジンの不具合?

まずはイグニッションコイル(とプラグ)を点検⇒そしてEGRバルブを点検清掃

を行うことで不具合が改善する可能性があります。

 

スカスカパートナー、冷却系のパンク?セル?ダイナモ?次はなにが起きるのかと震えながらワクワクしています。

 

いろいろ整備を行った結果、購入して以来、いまが一番調子がいいかも。正常な状態を維持するために、もう一度燃料添加剤を投入し効果を検証してみようと考えています。