■■■2021/05/09 165,091km (3速プレッシャースイッチ交換)
「予防保全的に3速プレッシャースイッチも交換することにします」なんて言っておきながら「D」ランプ点滅・・・・・。うん、3速プレッシャースイッチだね!「D」ランプは点滅していますが、ATの違和感は体感できません。
一応DTCを確認してみるとビンゴ!
P0847:3速クラッチ圧スイッチのON固着またはスイッチ回路の短絡
常時ONしているってことですね。
ちなみにプレッシャースイッチ関連ですと
P0842:2速クラッチ圧スイッチのON固着またはスイッチ回路の短絡
P0843:2速クラッチ圧スイッチのOFF固着またはスイッチ回路の断線
P0848:3速クラッチ圧スイッチのOFF固着またはスイッチ回路の断線
同年式あたりのホンダ車乗りの方々の参考になれば幸いです。
2速プレッシャースイッチの故障が156,820km、そして今回3速プレッシャースイッチの故障が165,091km。10年10万kmなんて言ったりしますが10年10万マイル≒16万kmくらいの耐久性を担保する部品設計を行っているのでは?と考えています。だとしたら設計者ってスゴイなと。ピシャリ寿命がきている訳です。故障はユーザーにとって困りますが。
早速3速プレッシャースイッチをホンダカーズへ手配します。朝イチ10:00に注文して15:00には入荷。毎度ホンダの物流網には感心します。
会計を行っていると部品番号「28600-RPC-003」を手配したハズなのに、実際の部品番号は「28600-RPC-004」?末尾「004」といったら2速プレッシャースイッチと同じでは?担当者の方に確認すると末尾「003」は「004」に部品番号変更されているとのこと。どうりでモノタロウにもamazonにもない訳だ。
パーツリストには
・2速プレッシャースイッチ
「 スイツチASSY.,ATオイルプレツシヤ- / 28600-RPC-004 / サギノミヤ 」
・3速プレッシャースイッチ
「 スイツチASSY.,ATオイルプレツシヤー / 28600-RPC-003 / TEXAS INSTRUMENTS JAPAN 」
一社だけだと部品自体の不具合のときは2速も3速もアウトってことになりかねませんから。新型車をリリースしたときは2社のパーツサプライヤーから部品を調達することで不具合が発生したときのリスクを低減し、数年経ち信頼性が確立された時点でひとつの部品に絞っているのかなぁなんて考えたりしています。
TEXASに不具合が多かった?サギノミヤの担当が美人だった?かはわかりませんが、最終的にはサギノミヤが残った訳で。けれどもそんなに数量が出ない部品を今後も造らないといけない方がババ引いた感じだったりして。いづれにしてもすぐ部品が入手可能なのはありがたいことです。
結果、「28600-RPC-003」と「28600-RPC-004」は同仕様の部品で、「003」は廃番になり「004」に部品番号変更(統合)が行われたということです。
「 スイツチASSY.,ATオイルプレツシヤー / 28600-RPC-004 」
⇒¥3,465(ホンダカーズ)
「 パツキン 10MM / 90471-PW7-A00 」
⇒¥132(ホンダカーズ)
ねじ部以外の金属部には防錆のため3-36を塗布しておきます。
サービスマニュアルによるとジャッキアップしてスプラッシュシールドを取り外して下からアクセス・・・・・。もうソコに見えてるから横着して上から取り外すに決まっています。2速プレッシャースイッチよりはマシですが、工具を回すスペースがありません。
結局今回もクニペックスのプライヤーレンチでしっかり咥えることができました。このプライヤーレンチ万能だな。ちなみに二面幅は22MM。少量のATFが漏れますので養生は必須です。厳密にいうと漏れたATF分を補充した方がいいかも。
取り外した旧プレッシャースイッチはコネクタ部がオレンジ色。コネクタ部の長さも数mm短いですが、車両側コネクタはもちろん嵌合します。次回の交換はないと思いますが、一応メモして保管しておくことにします。
プライヤーレンチでギュっと締めて交換完了です。エンジンをかけると「D」ランプの点滅はなくなりました。
ATF-Z1を定期交換していることが前提ですが、ホンダ車のいわゆるトルコンATの変速不具合は、とりあえずプレッシャースイッチを疑ってみることで不具合が改善する可能性が高まります。DTCもスマホで簡単に確認できますしね。
少し近所を試運転。なんの変化も体感できません。心配事がひとつ減った、それで十分です。
■■■2020/08/02 156,820km (2速プレッシャースイッチ交換)
違和感を感じていたAT・・・・・ATF交換後、数日様子を見ましたが結果からいうと改善していません。
症状として
・停止するとき、2速⇒1速の変速ショックが大きい
・発進するとき、1速⇒2速の変速ショックが大きい
・「D」ランプ点滅
ちなみに3速以上の変速は「D」ランプが点滅していてもいつもと変化ないような気がします。また、エンジンを切ると「D」ランプ点滅はリセットされるようですが、しばらく走行すると症状が再発するループです。
まずはATFを交換しましたがコンタミもなくきれい。おそらくトランスミッション内部のメカ的な原因ではなく、プレッシャースイッチ、ソレノイドあたりの不具合のような気がします。3速以上は正常に変速していますので2速プレッシャースイッチが怪しいなと。サービスマニュアルを閲覧してみても可能性が高そうです。ググってみると結構皆さん交換されていますしねぇ。
最近はモノタロウでもホンダ純正部品が入手可能なためとても助かります。土日祝は全品5%OFFですし、不定期ですが10%OFFもありますし。
Amazonでも純正部品や互換品がありますね。シンプルな部品ですが重要な部品ですしココは安定の純正部品で。純正部品の1/4くらいの価格であれば手を出してみるのですがソコまでの価格差でもありませんし。いづれにしても選択肢が複数あるということはいいことです。
「 スイツチASSY.,ATオイルプレツシヤー / 28600-RPC-004 」
⇒¥3,198(モノタロウ)
「 パツキン 10MM / 90471-PW7-A00 」
⇒¥125(モノタロウ)
バッテリー後方下部の2速プレッシャースイッチにアクセスするまでにソコソコの部品の取り外しが必要です。もちろん徹底的に清掃します。ジャッキアップして下からアクセスすることもチャレンジしましたがドライブシャフトが邪魔で。
22MMのディープソケット、めがねレンチ、スパナ総動員で取り外しを試みますが工具が入らない・・・・・。入っても回せない・・・・・。
結局クニペックスのプライヤーレンチでしっかり咥えることができました。モンキーでもいいのですがプライヤーレンチはガタレスなので。締め付けトルクは20N・m。ギュっと締めればダイジョーブ。
取り外したプレッシャースイッチですが、まぁ、目視でわかる不具合?はありません。
バッテリーベースは一部にサビが出ていましたので化粧直し。もともとミストだらけのザックリ塗装だったのでササっと程度ですが。ボルト類はローバルで。
手の届く範囲を清掃しました。ササっと塗装のバッテリーベースが白すぎる・・・・・。ボルト類はツヤ消しシルバーでいい感じです。
交換後、近所を試運転。いやいやフィーリングが別物ですね。スムーズな加速、なめらかな減速停止。てか、普通に戻っただけのことですが。少し前からの違和感は2速プレッシャースイッチが徐々に劣化していたのでしょうね。で、現在は動作不安定な末期症状と。きれいな純正ATFが大前提ですが、オオゴトになる前にさっさと交換しちゃった方が幸せになれますねぇ。
ソレノイドバルブの動作不良では?と考えていましたがプレッシャースイッチだったとは。トラブルシューティングの経験値が1UPしましたね。
おそらくこの初期症状を放置すると次の致命的トラブルに繋がっていくのではないかと考えます。現状3速以上は正常に変速していますが予防保全的に3速プレッシャースイッチも交換することにします。