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N-VAN 手を伸ばせばソコにタングが シートベルトアーム取付編

私のシートポジションだと肩より後ろにタングがありシートベルトを引き出す動作が面倒なんです。毎回上半身をひねることも・・・・・。

 

アーム,フロントシートベルト / 81415-SH3-004

⇒1,033(モノタロウ)

 

もともとはEF系(後期)シビック、CR-Xの部品のようです。ワタクシ20数年前、当該のシビックで夜な夜な山のパトロールに出かけていましたがこんな部品付いていたかなぁ?全く記憶にありません。

部品番号をググってみるとメジャーな流用部品みたいですねぇ。皆さん取り付けボルトのカラー径に穴を拡大して取り付けている?そのまま挟み込んでいる?

取り付けるからには純正同等に無加工でボルトオン、首振りも機能させたい訳です。

 

よく観察すると直径の違う丸いリブが表裏にモールドされています。リブをカラーやワッシャで適度に挟み込み、そのフリクションで首振りを機能させているのでは?と想像しています。さらにウェーブワッシャで位置を保持しているかもしれません。

とっかえひっかえで試そうにも7/16-20 UNFのボルトに適合するカラーやワッシャはさすがにホームセンターにはないし。

パーツリストを閲覧しますがシートベルトASSYでの供給のようで、当該のボルト、ワッシャ、カラーなどを単品で入手することはキビシイようです。ショートパーツ欲しさにいっそのことシートベルトASSYを購入しちゃおうか考えましたが、ディスコン・・・・・。せめて構造さえわかればなんとかなるのですが情報がなかなかありません。

 

まぁ、現物を採寸してカラーを造ればいい訳で。手持ちのカラーやワッシャを引っ張り出して検討しササっと製図して、加工屋さんに「海鮮丼ランチ行きません?」

 

お店の席につくなり

加工屋さん:「ん、レーザー?溶接?ショット?それとも曲げ?」

サスガ長い付き合い、先に話をきり出してきます。でも、今回は

私:「旋盤ッス。クルクルー、チュン、チュイィィーンって削ってもらえれば。図面はコレッス」

加工屋さん:「なにこの公差。一桁多くない?」

私:「ノギスで測っただけなんで、そこまでシビアじゃないんですぅ。でも、現合で追い込んでほしいな、なんてネ」

加工屋さん:「・・・・・いちばん面倒なヤツ。このあとスグ?」

私:「えへ。天麩羅そばも食べますよね」

 

んで、そのときの海鮮丼、天麩羅そばMCナイロンを旋盤で削り出したフランジ付きカラーがこちら。ランチ代の方がシートベルトアームよりいいお値段になりましたが、ソコはたいした問題ではありません。

 

タングカバーはタング上部のツメを先に取り外してから下部のツメを取り外します。

 

ボルトのソケットは14MM。

通常は

ボルト⇒タング⇒ワッシャ小(銀)⇒ワッシャ大(黒)⇒カラー⇒ロックワッシャ

 

今回は

ボルト⇒タング⇒ワッシャ小(銀)⇒製作したカラーシートベルトアーム⇒ワッシャ大(黒)⇒カラー⇒ロックワッシャ

金属のロックワッシャの取り外しに苦労したため次回はないと思いますが、取り外しが簡単な樹脂のロックワッシャに交換しています。

 

うん、無加工でボルトオン、完璧。カラーの寸法を追い込んだ甲斐もあり、ボルトを締め込んでもシートベルトアームはリジッドにならず節度感をもって首振りします。純正もこのようなカラーで挟み込む構造になっているのでは?

 

手を伸ばせばソコにタングがある訳です。振り向かずともシートベルトを引き出せることがこんなに楽だとは。助手席シートベルト、N-ONEにも取り付けることにします。

⇒N-ONEに取り付けました

 

採寸してアルミで造ればリジカラのパクリジェネリックが出来上がるなぁ、なんて悪巧み中です。今度は加工屋さんを夜の街にお誘いしよう。