ベルトから異音?プーリーやテンショナーのベアリングかも
■■■2022/06/12 183,081km
少ない頻度ですが雨上がりの朝にエンジンをかけるとキー、キューみたいな異音が。あぁ、ベルトだな。ベルトを張ればとりあえず異音はなくなるのかもしれませんが、ベルトなんて安価な部品ですしサクっと交換しちゃった方が幸せになれます。
ジャッキアップしてスプラッシュガードを取り外します。ベルトの交換は簡単なのですがとにかく工具を入れるスペースが狭い訳です。
オルタネーターでコンプレッサーベルトにテンションをかけている構造です。オルタネーターを固定している2ヶ所のボルトを緩めます。ソケットは12MM。
新品ベルトに交換するためテンションは変わるとは思いますが一応マーキング。その後テンションボルトを緩めます。ソケットは10MM。
ついでにアイドルプーリーも交換します。ソケットは12MM。数分後にはアレっ?どっち?ってなるので部品の順番、向きをメモしておきます。ベアリングのグリスは飛び散っていて手で回してみるとゴリゴリ感はありませんが、シャーっと回る感じです。
ベアリング単体が入手できたので打ち替えてみます。新品のベアリングはねっとり回る感じです。
基本的にベアリングは規格品なので同等品であればメーカーは問いません。でも、¥199モノタロウオリジナルは少し心配なのでNTN製を。
「 NTN 深溝玉軸受 / 6203LLU 」
内径:17mm
外径:40mm
幅:12mm
⇒¥372(モノタロウ)
適当なソケットを治具代わりにしてプーリーの古いベアリングの抜き取りを試みますが・・・・・苦労しました。なかなかの接合力でした。ホットガンでチンチンに温めることでなんとかベアリングを抜き取ることができました。
ちなみに古いベアリングには「NSK 6203DUL1B」のモールドがあります。
古いベアリングを治具代わりにしてプーリーに新しいベアリングを圧入します。
ベアリング込みのプーリーは高くても¥3,000くらい。手間を考えるとまるっと交換が正解ですねぇ。次回があればワタクシはまるっと交換します。プーリーもピカピカになりますし。
アレっ?劣化してヒビ割れているものだと考えていたのですが、まだまだ使用できそうな感じです。よく観察するとPITWORKの印字があり、すでに交換されていたみたいです。てことは異音の原因はベルトの劣化ではない!?ただ単にベルトが滑っていただけ?
でも、折角なので新品ベルトに交換します。
「 HAMP ベルト,コンプレツサー / H3892-PWA-902 5PK1144 」
⇒¥1,650(パーツコンビニ/楽天市場)
サービスマニュアルによると「プーリー間の中央部を98N(10kgf)の力で押したときのたわみ量を点検する。」とのこと。指でグッと押したくらいですかねぇ。
ベルトのたわみ量
新品時:3.5-5.0mm
点検時:5.5-8.5mm
結構、張っていいんですね。
スプラッシュガードは何度も洗浄してT.Lワックスを塗布したり、破損やモノ違いのクリップを交換したりで結局1日仕事でした。
エンジンをかけると、ん!アイドリングの音が静か!いままでエンジンのメカニカルノイズだと思っていた音はプーリーが発する音だったようです。今回の異音もベルトではなくプーリーのベアリングからだったんでしょうねぇ。