アナログ停波!やっぱりクルマでテレビが見たい!
■■■2013/02/25 (購入)
バックカメラがあれば便利だろうなぁと以前より調べていましたが、アヴァンシアにスマートに取り付けるための決定的な情報をなかなか見つけることができません。
なにげにデータシステムのサイトを見たところ、AVセレクターにバックカメラ入力があることがわかりリバース連動機能付きですと!ほう、これはよさげ。で、さらにいろいろ調べていくと地デジもいいなと。
アナログ停波からずいぶん経ち、今頃?って感じですが、テレビがやっぱり観たいです。お手軽にワンセグ付きのPNDでもよかったのですが、折角純正モニターが付いていますし、スマートになったとはいえ取って付けたような後付け感がどうも・・・・・。そもそもナビが必要ないですし。
確信は持てないのですが
・現在 純正TVチューナー⇒モニター(アナログ停波で映りませんが)
・今回 AVセレクターオートを介した地デジチューナーもしくはバックカメラの映像⇒純正TVチューナー外部入力(AUX)⇒モニター(地デジ化!)
のハズです。
「 高性能マイクロバックカメラ OV7960センサー搭載 “超小型” 角度調整可能 CJ-660 ガイドライン無し 」
⇒¥1,980(ダイコン卸直販部/楽天市場)
「 データシステム 地上デジタルハイビジョンチューナー / HIT7700 」
⇒¥18,250(サンテクダイレクトショッピング/楽天市場)
「 データシステム AVセレクターオート / AVS430 」
⇒¥5,050(サンテクダイレクトショッピング/楽天市場)
バックカメラ入力は上位機器が外部入力のとき(今回でいうとテレビを見ているとき)だけという縛りがあります。つまりラジオのときは映らないということです。まぁ、ずっとテレビを見ていると思うので大丈夫でしょう。
「 VTR CODE / 08A16-0A0-00 」
⇒¥不明(ホンダカーズ)
これはもう4年近くストックしていたことになります。この頃から外部入力を使用してモニターに映そうかなと考えていた訳ですが、うーん、我ながら長期戦・・・・・。
■■■2013/02/28 (ハーネス製作)
バックカメラ映像ケーブルは長すぎるため汎用のRCAコネクタを使用して切り詰めます。付属品の映像ケーブルはほとんど余りました。久々にシビれるはんだ付け。細い!
バックランプ線はエレクトロタップを使用しないいつもの仕様で。黒チューブに通し保護します。バラ線はちょっと黒チューブに通すだけで見た目もいいですし。
カメラ中継ケーブルは信頼性のあるピン、コネクタ、ケーブルで製作します。
結局、ホンダ純正VTRコードは今回使用しません。まずこれも長い!そしてAVセレクター出力端子がメス。VTRコードがメス。挿さらない・・・・・。オスーオス汎用中継ケーブルを使用するのもどうだか・・・・・。
で、製作することにします。まず純正VTRコードのピンアサインの調査と造りを見たかったためバラしていきます。スマートではありませんが、純正品らしい堅牢な造りですね。
直接AVセレクター⇔テレビチューナー外部入力端子間を接続可能なように、純正と同じコネクタ、ピンを入手し手持ちのオス-オス汎用中継ケーブルを加工します。
ついでにフェライトコアを入れたりして、長さもピッタリのいいものができました。短い方がノイズ等も拾いにくいと思いますし。
■■■2013/03/03 (地デジモジュール製作)
この手の汎用品は取り付け場所が悩みどころですが、純正テレビチューナー横のスペースがいいかなと考えていました。けれどもフラットな面がないですし、スマートに純正クオリティ+αがテーマですので、地デジチューナー、AVセレクター等を1つのモジュールとして取り付けるためのプレートを製作します。
サラっと採寸してとりあえずの試作品を加工屋さんに製作依頼します。
よければそのまま使用しようと思っていましたが完成品を受け取った瞬間、うーん、これは失敗。1,657gもあります。重い!
失敗を踏まえ今度はAutoCADで図面を描きます。細かな修正を行い、さらに強度を落とさず、肉抜きして軽量化を図ります。(実際の図面上には寸法だらけの加工指示がしてあります)
・角丸角穴x273!
・M4タップx17
・M3タップx4
・Φ7丸穴x2
加工屋さん、面倒くさくてゴメンナサイ。加工屋さんがいるからこそ、こんなものが具現化できるのです。感謝しています。
で、完成したのがこちら。922g。加工面のサビ防止も兼ねて¥168の銀色スプレーで塗装しました。
各機器を取り付けます。地デジチューナーは高さをかせぐため汎用のゴム足に両面テープを切り出して貼り付けます。
製作したプレートに実装しました。地デジチューナー出力⇔AVセレクター入力間はオス-オスのRCA変換コネクタを使用し最短距離で。ココの高さを揃えるためにゴム足が必要でした。
最近便利で使用しているのが、編組チューブです。開口部が約3倍程度まで拡がるため、コネクタ等、頭が少し大きくてもスイスイ入線できます。また適度なしなりもあるので配線が楽です。
製作していたハーネスを配線しました。なかなかスマートに仕上がりました。
当初はバックカメラ取り付けのハズだったのですが、地デジがメインになってきています・・・・・。
■■■2013/03/10 (カメラモジュール製作)
「アヴァンシア LED ナンバー灯交換編」で製作していたブラケットをバックカメラがボルトオン可能なように製作し直します。
こちらもAutoCADで図面を描いて加工屋さんに製作依頼します。以前はアルミでしたが今回はSUSで。
完成したのがこちら。ヘアラインがいい感じ。
汎用のプラスチックパイプを切り出し、タップを切ります。
スタッドの代わりにロックタイトを塗布したセットビスを入れます。開口部のレーザー加工がきれい。加工屋さんに感謝。
使用していたLEDテープを新ブラケットへ移植します。樹脂の部分が相当変色していますが、暗くなっている感じはありません。
中国製・・・・・。修正くらい織り込み済みです。塗装剥げくらい織り込み済みです。パイロットのペイントマーカーをタッチアップ代わりによく使用しています。
組み立て後、配線をまとめて完成です。外から見える部分をなるべく最小限に・・・・・うまくいきました。
■■■2013/03/11 (取付 配線)
ショートパーツの組み上げも終了し車両へ取り付け、配線を行います。リアシート、カーゴの内装トリム等を全て取り外します。この作業がなにげに大変・・・・・。
地デジフィルムアンテナは取扱説明書の指定場所に水貼り。
地デジチューナーのリモコン受光部はETCアンテナに重ねて。
両ピラー上部を。(ココも編組チューブに通して)
Cピラートリム内の純正配線に沿わせて。
バックカメラはナンバー灯の純正グロメットより入線します。この細いコネクタがバックカメラを購入した決め手です。3Mの自己融着テープで純正風に。
バックランプ信号線に製作したハーネスを差し込みます。エレクトロタップは不要です。
バックカメラ映像ケーブルにはフェライトコアを。カメラ延長ケーブルで中継して。
両サイド+バックカメラから入線するとこんな感じになかなかの量ですが、ここからが腕の見せどころです。
プレートを固定するために丸ナットを製作します。手持ちの肉厚ワッシャにM6タップを切って、両面テープをポンチで打ち抜き貼り付けます。Φ7.0のサービスホールに裏から貼り付けると、このようにプレートが固定できました。
常時電源、アクセサリー電源、VTRコードを純正テレビチューナーに接続します。コネクタにシリコンスプレーを塗布しておくと取り外すときは楽です。
配線を少し戻して見えないところで整線します。このようなときに編組チューブがまとめやすいのです。
車両側は一切加工なしで、ピッタリ収まりました。
地デジアンテナケーブルはどこに挿しても同じようですが、一応マーキング。