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アヴァンシア ATF交換編

■■■2015/10/31 169,988km (前回から5,337km)

AT載せ換えから毎日快調です。けれども一度ATをダメにしてしまった経験から、もう心配で心配で・・・・・ってのは大袈裟ですが鉄粉はどのくらい出ているのだろうと興味がありまして。

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鉄粉は予想通り少ないです。まぁ、前回の交換から5,337kmですから。ATFの色はあのド派手な赤色から少し紫色寄りでした。

 

交換前後でフィーリングの変化を感じないため快調の証拠ですね。交換サイクルは10,000km毎でいいかな。

 

■■■2015/04/25 164,651km

AT交換(載せ換え)完了から7ヶ月、5,721kmのATの状態を確認したかったためATFを交換しました。

 

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微細な鉄粉が付いているだけでATFも新油のような色でした。載せ換え前の末期症状のときは明らかな金属片が付着していました。

 

ATトラブル以来、ATF交換は下抜きで行うようにしています。

 

■■■2013/06/16 147,589km (ATF交換)

徐々にフィーリングが悪化しつつあったATですが状況はかなりシリアスです。オデッセイ、ラグレイト、インスパイア、アコード等々、皆さん苦労されているようです。

 

具体的な症状としては

・停止するとき、2速⇒1速の変速ショックが大きくジャダー発生

・停止するとき、シフトダウンしない

・発進するとき、1速⇒2速の変速ショックが大きくジャダー発生

・発進するとき、1速⇒2速の変速タイミングのズレによるエンジン回転数上昇

・ギアが3速ホールド

本来ならば上記のような症状が発生したときは「D」ランプが点滅するはずなのですが、数ヶ月前より球切れ状態・・・・・反省。原因の推定ができません。後日ダイアグチェックにて確認することにします。

 

症状の発生頻度が日に日に高くなっており、だましだまし乗ってきましたがそろそろ限界で普通に乗ることがままならない状況です。

まずはATF交換です。ホンダカーズの交換方法を否定している訳ではありませんがホンダカーズでいつものように上抜き~循環交換では交換できる量は知れています。ここまでの症状ならば徹底的に下抜きで交換です。ホンダ車全般にいわれていることですがホンダ車対応等と謳ってあっても社外ATFは合わないようですね。

 

勇気を振り絞って購入したのは

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20Lあれば気が済むまで交換できます。

 

ATのドレンボルト周辺を観察してみますと一度も下抜きした形跡はありません。暖気後ドレンボルトに3/8"のラチェットハンドルを差し込みATFを抜きます。フロントより少しリアが高くなるようにジャッキアップして最後の一滴までATFを排出させます。サービスマニュアル通り2.5L抜けました。

 

【1回目排出】

おおっ、すごい鉄粉・・・・・。そして沈殿していたドロドロの鉄粉?クラッチカス?前回の交換から約8ヶ月8,300km(ホンダカーズにて上抜き交換)ですがなかなかの汚れ具合です。

 

きれいに清掃すると元はこんな感じです。

 

ディップスティックの位置が下の方にあるため普通にオイルジョッキで注ごうとすると100%こぼれそうだったので、ジョウゴ、汎用ホースを準備しました。バッテリー固定用Uボルトに汎用六角サポートを介してジョウゴを固定します。

 

きっちり2.5L計量します。

1回目のATFを注ぎ

⇒「P」ポジションで10分暖気

⇒「N」ポジションで10分

 

【2回目排出】

この青いバスケットは失敗でした。色が確認しづらいですね。まだまだ汚れています。

2回目のATFを注ぎ

⇒「P」ポジションで10分暖気

⇒「N」ポジションで10分

⇒「Lo」ホールドで10分

2回目は無負荷でATFを循環させます。タイヤが空転しますので注意が必要です。また、ブレーキを踏んで止めるときも慣性がない分、瞬時に止まりますのでゆっくり止める必要があります。

 

【3回目排出】

画像だと変わり映えしませんが、かなりきれいになってきています。

3回目のATFを注ぎ

⇒「P」ポジションで10分暖気

⇒「N」ポジションで10分

⇒「Lo」ホールドで10分

⇒「2速」で10分 (アクセルをじわっと踏んで加速する必要があります。おおよそ20km弱で2速にシフトアップします)

⇒「D3」で10分 (おおよそ30km弱で3速にシフトアップします)

⇒「D」で20分 (おおよそ40km強で4速にシフトアップします)

いづれの場合もアクセルをじわっと抜いてシフトダウンすることも確認します。実走行状態を無負荷で行っているイメージです。

最後の一滴までATFを排出したり冷却したりで1日目はここまでで時間切れでした。

 

■■■2013/06/17 147,608km (ATF交換 ソレノイドバルブ点検清掃)

3回目のATFを注ぎ無負荷で循環させましたので、ソレノイドバルブの点検を行います。

 

まずはロックアップソレノイドです。以前点検を行いましたが画像のようにクラッチカスがビッシリです。

これではATFがきちんと流れず正常に油圧がかからないのも納得できます。ですが詰まっていてちょっと安心しました。きれいだったらATFやソレノイドバルブが原因ではないAT内部のメカ的な不具合の可能性が考えられたからです。(まだ安心はできませんが) もちろん症状が現れ始めたときにはすでに詰まっていたはずですが今回のATF交換での新油の洗浄効果もあったと考えています。(少し前進したかも)

 

フィルターは清掃を行いました。

 

次はリニアソレノイドです。バッテリー関係を取り外さないとアクセスできません。バッテリーを取り外しバッテリーステー、各種ハーネスを取り外します。

 

最近のお気に入りはこのラジオペンチです。手のひらサイズで先端が細いため作業勝手がよく、先端にギザがないため対象物に傷を付けることなく掴むことができます。

 

ロックアップソレノイドほどではありませんが取り外したリニアソレノイドにも同様にクラッチカスが付着しており金属粉も確認できました。こちらもフィルターの清掃を行いました。

点検清掃したソレノイドバルブを車両に取り付け再度無負荷走行テストを行います。

⇒「P」ポジションで10分暖気

⇒「N」ポジションで10分

⇒「Lo」ホールドで10分

⇒「2速」で10分

⇒「D3」で10分

⇒「D」でn分(加速したり停止したりおそらく1時間ほどは行いました)

今度は前回の無負荷走行テストより明らかにクラッチの繋がり方が違います。いい方向に向かっているようです。実際にタイヤは空転しているためオドメーターの距離が進みます。無負荷走行テストが終わった時点で147,608kmと約19km分進みました。

 

【4回目排出】

ほぼ本来のATF-Z1の色です。写真ではわかりませんね。

 

ドレンボルトには若干の金属粉が付着していますので、まだまだAT内を金属粉が浮遊しているようです。

少し希望が見えてきた2日目の作業も4回目のATFを注いだところで時間切れでした。ここまでで10LのATFを使用しましたので、やはりATFは20Lペール缶買いで正解でした。

 

■■■2013/06/18 147,654km (実走テスト ソレノイドバルブ点検清掃)

いよいよ実走テストです。万が一にでも他車に迷惑がかかるのは避けなければならないため早朝から準備を始めます。

まずはじっくり暖気を行い、ラジオもエアコンも消し、窓を少し開け、集中して一般道へ。

おおっ、コレはいい感じです。1速⇒2速の軽い変速ショック、停止前の軽い変速ショックはありますがほぼ全域に渡ってトルクが伝達されている感じが伝わってきます。ATの音も静かになった気がします。早朝の片側3車線のバイパスを行ったり来たり~信号でのストップ&ゴーを約50km。走る度に少しづつ馴染んできている感じがします。まともに走れなかったことを考えると上出来です。

 

念のためロックアップソレノイドの点検を行います。約50km走行したフィルターには早くも異物が付着しています。やはりまだまだAT内には異物が浮遊しているようで新油が洗浄してくれているのでしょう。

とりあえず路上復帰できた訳ですが、今回の不具合で痛感したことは

ホンダ車のATは純正ATF命

AT自体が不具合を起こしていることは少なく、全ての症状はATFの劣化から始まっていると推測されます。

ATF交換は下抜きで全量交換

早め早めの交換ならば上抜きでも問題ないかもしれませんが、私のような症状まできてしまうと金属粉、沈殿物の除去を行うためには下抜き以外の方法はないと思います。

各種ソレノイドのフィルター点検必須

・「Dポジションランプの球切れは早急に交換(コレは私だけですが)

ATF廃油受けは透明もしくは乳白色を準備(コレも私だけ?)

 

この後ロックアップソレノイドバルブとリニアソレノイドバルブ交換を新品に交換しました。

 

■■■2013/07/10 148,367km (ATF交換 ソレノイドバルブ点検清掃)

前回から713km。やっぱりにじんでる。それもソコソコ。

稀に小さな変速ショックがあるためソレノイドバルブの点検を兼ねて、前回交換を忘れていたドレンワッシャの交換を行います。

 

前回から数えて【5回目排出】

廃油受けに白色のバケツを用意しました。さすがにきれいですがドレンボルトには鉄粉がまだ付着します。今回は忘れずにドレンワッシャを新品に交換します。

 

新品に交換したロックアップソレノイドのフィルタには異物が付着しています。異物の付着自体は異常なのでしょうが新油の洗浄効果でどんどんきれいになっていくのが実感できます。

 

リニアソレノイドはきれいでした。何度もソレノイドを脱着していてわかったことはATF下抜き+ソレノイド脱着を行うと少なからずエアを噛むようです。しばらく走行するとエアは抜けるようですが抜けるまでは若干不安定な変速を行う気がします。

 

加速するときのの変速ショックはほぼ皆無になり停止するときの変速ショックが極稀にありますが自分で作業可能なことは全て行いました。まともに変速しなかったことがウソだったように毎日走っています。

とりあえずAT改善は今回で終了ですが気長に定期点検を行ってみようと思います。

 

■■■2020/08 追記(重要)

停止直前、発進するときのAT動作不具合(ジャダー)はプレッシャースイッチの不具合がひとつの原因と考えられます。ATFの状態を確認することは必須ですがパートナーではプレッシャースイッチ交換で完治しました。