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ガレージジャッキ修理(オイル漏れ)編

分解図ありますよー ALLTRADE アルミジャッキ修理 Oリングの型式は?調整(エア抜き)方法も

少しづつおしめり・・・・・。このフロアジャッキ、コストコで10年くらい前に買ったなぁ。最近は1ストローク毎にジャッキオイルが漏れている感じで、そろそろマズイかなと。バルブ開閉シャフトのOリングが寿命のようです。てか、Oリングごときで事故が起きたら・・・・・。ササっと交換しちゃった方が幸せです。

 

バルブ開閉シャフトを取り出すため少し分解します。

内圧を抜くため給油口を取り外してから(重要)、バルブ開閉シャフトを取り外します。私はバルブ開閉シャフトから取り外したため、バルブ開閉シャフトが飛び出し、ジャッキオイルが吹き出しました。

 

Oリングを取り外します。

 

武蔵オイルシール工業 O-RING(OR) / AS568-109 FKM-70(4種D)

⇒¥107

 

武蔵オイルシール工業に限らずNOK、モリセイ等々、規格(外径、内径、線径)さえ満たせば同じものですので。でも、会社名からして効きそうでしょ?

FKM-70(4種D)はOリングの材質のため、あまり気にしなくてもいいのですが、ジャッキオイルをシールするOリングですから普通のゴムよりフッ素系の耐油仕様がいいと考えます。価格は倍くらい違いますが、元の価格も知れたモンですし。

ただ、AS568は航空機用規格のためホームセンター等での入手はキビシイかと。ALLTRADEさんも補修パーツをもう少し汎用にしてくれてもいいのに・・・・・。

 

新品Oリングに気休めですがシリコングリスを塗布します。

 

TRUSCO 油圧作動油 / ISO VG 32 TO-OH32N-1

 

ジャッキオイルはホームセンターの安価なものでも十分だと思いますが、一応トラスコの油圧ジャッキ専用品を。

 

ついでにきっちり清掃して給油します。シリンダー部もオイルがにじんでいますのでそろそろかも。目視でメカ的な破損がなければOリング交換+ジャッキオイル交換でオーバーホール可能です。

 

給油~エア抜きの方法が不明でしたが、いろいろ試した結果、いい按配がわかりました。どのタイプのガレージジャッキでも基本的には同じかと。

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・アーム下限で給油口めねじ下限までジャッキオイルを注ぐ(入れすぎ注意)

*給油口は取り外したままで構いません

・ハンドルを回しバルブ⇒アーム上限までストローク(シリンダーへジャッキオイルが回りオイルレベルが下がる)

・ハンドルを回しバルブ⇒アーム下限まで自然下降(シリンダーよりジャッキオイルが戻りオイルレベルが上がる+エアが抜ける)

 

・上記を数回繰り返し、抜けたエア分のジャッキオイルを補充後、最後に給油口を取り付ける

*エア抜きはホドホドでいいかと・・・・・。オイル室がジャッキオイルで満たされている訳ではありませんし、エアを噛む構造ですし

 

・無負荷でアーム下限まで下がりきらないときは、給油口のプラスねじを緩めるとエア(と少量のジャッキオイル)が抜け、下降する(この症状のときはオイル過多

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上がらないときはオイル過少、下がらないときはオイル過多ってことです。

 

 

部品の展開図さえあればなー。って私もいつもそうです。10数年前に購入したジャッキの取扱説明書を保管している私にGJ。

当時版でよければ。お役に立てれば幸いです。

 

ちなみに今回のOリングは7ページ

「16. O-Ring 7.1 x 2.65」をヒントにOリングメーカーホームページで探しました。

Oリングは実物をノギスで測定することはもちろんですが、痩せていたり膨張していたりするため、その差異を考慮することが重要です。