パナソニック タイミングライト TL-3C で点火時期を確認
■■■2016/12/16
最近はダイレクトイグニッションのエンジンが増えてきて、デスビ、プラグコードがないエンジンが主流ですね。
折角タイミングライトを持っているので使ってみようかと。
製作したDLC短絡カプラを使用して点火時期の確認、調整を行います。
タイミングライトは安定の
「 パナソニック タイミングライト / TL-3C 」
現在は廃版のようで・・・・・。数年前は普通に購入できたのに。まだまだ需要はあると思うけどなぁ。
手順はサービスマニュアルに従います。(下記抜粋)
*エンジンを始動し、ラジエータ ファンが2回作動後、さらに3,000rpm(Pポジション)で2分間以上暖気運転をする。暖気運転に関しては近所を走ってきてエンジンが暖まっていましたのでハショリました。
①アイドリング回転数を確認し、基準値から外れている場合は調整する。
アイドリング回転数(無負荷):700±50rpm(NまたはPポジション)
②DLCカプラのSCS端子をショートさせる。
③タイミング ライトをNo,1シリンダのハイテンション コードに取り付ける。
④クランク シャフト プーリにタイミング ライトを向け、アイドリング回転時に合わせマークと点火マーク(赤い刻印)が合うことを確認する。
点火時期:12°±2°BTDC/アイドリング回転数(NまたはPポジション)
⑤基準値以外の場合は、PGM-F1 ECUを交換し、再度確認する。
⑥DLC ターミナル ボックスを取り外す。
DLCカプラは助手席側センターコンソール左横です。ピンアサインはOBDⅡそのものですね。
製作したDLC短絡カプラを接続するとPGM-F1警告灯が点灯しました。点滅していないので異常履歴はないようです。
タイミングライトで合わせマークを確認します。実は赤い刻印が経年で消えていて、ジャッキアップ⇒刻印部にペイントマーカーを塗布という作業を事前に行っています。確認には少しコツが必要です。見る角度で見え方が違うし、近づきすぎると髪の毛を巻き込まれそうで・・・・・。また、日中よりも夕方等の方が見えやすいかと。
単純にクランクプーリは
700rpm÷1min(60sec )=11.666回転/秒!
してる訳で。タイミングライトでないと見えない訳で。タイミングライトってスゴイな。
タイミングライトを使用した目視では確かに見えるのですが、画像に収めるとなるとなかなか大変でした。iPhoneの連写でやっと撮れました。iPhoneってスゴイな。
結果、画像のように点火時期はバッチリ合っていました。一応デジラチェでデスビ取り付けボルトの締め付けトルクをチェックしました。
「最近燃費が悪いような気がする・・・・・」
「アクセルのフィーリングが悪いような気がする・・・・・」
は、点火時期ではないようです。やはり気のせい?経年?