DIYでフレア加工(ラッパ)ってどうするの?銅管切断にチューブカッターは必須 オススメ工具は?
■■■初出:2020/02/21
購入したエアコン配管がピッタリの長さで室外機に接続できれば問題ありませんが、そううまくはいかない訳で。フワっと配管したりクルっと円を描いて配管したりと美観的にどうかなと。あー、もう切っちゃえと。
「 スーパーツール フレアリングツールセット / TF456WGH 」
⇒¥16,902(プロキュアエース/楽天市場)
適合サイズは1/4"・5/16"・3/8"・1/2"・5/8"・3/4"と一般的なエアコン銅管のフレア加工には十分です。ラチェット式で使い勝手もいいです。スーパーツール製をオススメする理由として商品を構成している部品をひとつひとつ補修部品として入手可能なことです。TASCOにOEMしてるのかタスコからOEMされているのかはわかりませんが、同じようなラインアップですね。
全く手にしたことのない工具ほど最初から名の通ったメーカー品を購入するようにしています。フレア加工ってソコソコ精度を要求されるというかソコソコじゃダメな気がします。
フレア加工を自分でやってみようと考えている時点で工具が高いとか安いとかの問題ではないでしょ!?
そもそもどのような構造でどのように加工されるのか?全くイメージできませんでしたが使用してナルホド!スゴイな!と感心した訳で。無駄な経験ばかり増える訳です・・・・・。
銅管を切断するにはチューブカッターは必須です。
「 ロブテックス チューブカッター / TC32S 」
⇒¥3,331(DIYツールストア/楽天市場)
Φ3-32のパイプの切断が可能です。一般的なエアコン銅管ですと
・2分(ニブ)=1/4"=6.35mm
・3分(サンブ)=3/8"=9.52mm
・4分(ヨンブ)=1/2"=12.70mm(リビングなどの大きなエアコン)
最大でもΦ12.7がカット可能であれば小さなチューブカッターでダイジョーブです。エアコン設置工事においては小さい方が作業性もいいですし。
TC32Sはエアコン銅管の切断に特化するのであれば大きいためオススメしません。私はイレクターパイプの切断にピッタリだったので持っていただけで。
3分の銅管でフレア加工を実践してみます。チューブカッターに銅管を咥えます。最初の数周はミゾを掘るような加減で。ノブを回し本体をクルクル~さらにノブを回し本体をクルクル。を繰り返します。徐々に切り込みを深くして切断します。銅管なのでチカラは必要ありません。
きれいにカットできましたが、どうしても銅管内側にバリが出ます。フレア加工においてバリは必ず取り除かねばなりません。
バリ取り工具の出番です。面取りカッターともいいますね。この手の刃物工具はいろいろありますがNOGA(ノガ)一択ですね。ラインナップが充実しており先端刃物を付け替えることで様々なバリ取りに対応できますが、付け替えが面倒なのでグリップごと購入しています。イスラエル製・・・・・。医療用メスもイスラエル製が有名ですよね。私の中で一番身近なイスラエルがNOGAです。
クルクルっと回すだけできれいにバリ取り可能です。エアコン設置工事するときは切粉が銅管内部に残らないように銅管を下向きで作業する等の配慮が必要です。
フレアツールに銅管をセットしてクルクル回すだけです。コーン(ヘッド部)が偏芯しながら銅管をラッパ状に押し拡げていきます。傘部の微妙な長さは銅管の出代で決まりますが、数回練習したらマスターできるかと。ポコってクラッチが効いたらフレア加工完了です。
あらきれい。
画像は4分の銅管です。左は購入したエアコン配管余長分をカットした残材。つまりメーカーが加工した物。右は私がフレアツールで加工した物。同じ仕上がりでしょ。おそらく誰が加工しても失敗することなく、この仕上がりになります。惚れ惚れしますね。フレアツールってスゴイなと。
エアコン配管の余長を詰める場合にはフレアツールは必須ですね。このフレア加工はさすがに他の工具では代用できないなと。少しハードルが高いのはチューブカッター、バリ取り工具まで準備しなければならないこと。
DIYで出番は他にない・・・・・かな。
ありました!そういえばコンプッサーが故障したときamazon中華謹製圧力スイッチの接続で余長が気になってしまって、フレア加工を行いましたね。一家に一台あるでしょ!?コンプレッサー。
実際にフレア加工するときは先にナットを銅管に通すことを忘れずに。後からナットは通りません・・・・・。えぇ、私は忘れました。