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Drill Doctor DD750X 切れ味復活!ドリルドクターで切れないドリルを再研磨編

切れなくなったドリルを捨てるなんて!グラインダーで研ぐ?簡単にシンニング(先端出し)も可能ですよー

ドリルが切れない・・・・・。イライラしますよね?無駄にチカラが必要ですし、さらにその穴がガタガタだったら、あー、もうっ。

いままではグラインダーでドリルを手研ぎしており、これはこれで切れ味は復活するのですがドリルのセンターはどうしても甘く、ドリルの切れ味も長続きしないなぁと。ホームセンターでよく見かけるアレは・・・・・でしょ?

で、ドリルドクター。

 

ドリルドクター DD750XJ Case 日本仕様 V037518

⇒¥28,008(測定器・工具のイーデンキ/楽天市場)

たくさん並行輸入品等あるようでおそらく同じ商品だと思いますがスペックを注意深く見てみると電源電圧がAC110VだったりAC120Vだったり。私が購入した日本仕様の電源電圧はAC100V。安価な商品は要求電圧が高いため、回転、トルクが日本仕様より劣るかもしれません。比べた訳ではないのでわかりませんが、この手の商品でトルクがないのはイヤだなと。

一式きれいに収まるブローケースに入っています。専用のケースがあるってかなりポイント高いと感じるのは私だけではないハズ。構成は本体とチャックとシンプルです。よくできていますが細部の造りは、まぁ、メリケン謹製・・・・・。MADE IN JAPAN がやりすぎなのかもしれませんが。

 

使い方を解説します。ドリルの刃先がなまった5.5MMのドリルを研いでみます。

 

チャックにドリルをセットして落ちない程度に軽く手締めします。チャックを調整ホールへ挿入後、センタリングし本締めします。

この調整ホールには真ん中を基準として±3コマのガイドが切ってありますので、調整ホールへの挿入角度によりすくい角の調整が可能ですが、通常は真ん中の118でいいのではないかと思います。ドリルの刃先角度調整にも118の表示があるので混乱しますが、こちらはあくまですくい角です。「0」や「normal」というような表記にしたらいいのに。

 

ドリルの刃先角度を118°に設定し研いでみます。チャック自体の形状がカムになっており(ココが頭のいいところ)、本体のカムガイドに合わせ、時計回りにドリル両面を研いでいきます。

回転させるうちにどちらの面を研いだのかわからなくなるので、「1」、「2」と書いたマスキングテープをチャックに貼っています。チュン、チュンと早く回転させるより、チューーーン、チューーーンてな感じでゆっくり研いだ方が刃先がきれいに仕上がります。

 

バッチリ研げました。センターもピシャリ。使用可能なドリルに生まれ変わりました。グラインダーでドリルを手研ぎしても近い仕上がりにはできますが、この仕上がりを超えることはないかと。

もうこれだけでも満足なのに、この先ですよ、ドリルドクターがスゴイのは!

 

防塵装置を取り外し、シニングホールにチャックを挿入します。

 

グラインダーでドリルを手研ぎすることでは、この加工は無理かなと。わかりやすいように研いだところを青色ポスカで塗っています。

 

で、うれしくて様々なすくい角、刃先角度、シニング有無、研ぎまくっちゃいました。

 

ソコソコの切削粉が出ますので、最後は徹底的にエアブローを。

 

本体各部が樹脂製なためガタというかねじれというか、まぁ、剛性不足な面を感じるところがあります。ソレを差し引いてもよくできてるなと。ソレは自身のチカラ加減でアジャストしてください。その道具自体のクセというか、日常的に工具を使用している方ならこのニュアンス伝わりますよね?

 

もうね、現在グラインダーでドリルを手研ぎしている方こそ、この商品のよさがわかるのでないかと。ワタクシ、感動しましたヨ。

 

折れたタップを修正する道具ってないのかなぁ・・・・・。